山用として使用しているハンディGPSを更新した。
今回選択したのは、ガーミン(GARMIN)社製のeTrex30j。
これまでは同じガーミンのeTrex Venture(英語版)を使用していたが、昨シーズン途中で故障により引退したままだったのだ
(写真右がeTrex30j)
ベンチャーからの更新なので、eTrex10j(若しくは英語版のeTrex10)でも全然OKだが、このシリーズはモデルチェンジを機に価格が下がったこともあり、折角なので地図表示機能付を検討していた。
(それでもまだ割安感を感じる程ではない
)
比較対照はeTrex20j
20Jも性能は十分だが、休憩時(止まった状態)でも正しい方角を示す30jの方が折角の地図を最大限に生かせるだろうとの思いからである
20Jには無い気圧高度計も、位置情報の正確性を期すためには多少なりとも役立ってくれるだろう。
(10j、20j、30jとも測位性能は共通とのこと)
残念なのは、背面の出っ張りがやや大きいこと。黒い部分は、クリップに見えて実はクリップではない
また、ボタンの感触と「カチッ」というやたら大きな音もほとんど変化なし…
(まぁこの辺は好みの問題もあろう)
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因みに、本体にプリインストールされている地図は縮尺が小さ過ぎてとても使えないので、TOPO10MPlus(日本登山地図)を併せて購入した。
今回、高価な日本語版にした最大の理由はここにあったのだ
(英語版では正常に作動しない)
この地図は中々素晴らしい!
登山用だけに10m間隔の等高線や主要ルートのマーキングは当然としても、都市部や郊外の描写(1/25,000)が思ったより詳細なのは嬉しい誤算
(山地図が要らない方には、シティナビゲーターもある。)
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早速電源を入れてみた。
転送済みのセットモデルを購入したので、電源オンで即使用可能!
新eTrexシリーズ最大のウリは、世界初の3測位システム同時受信対応であること。
これはアメリカのGPSに加え、ロシア版GLONASSと日本の準天頂衛星「みちびき」の電波を受信できるため、測位性能が向上するというものである
スタンバイまでの時間も早く、特に時間を要するコールドスタートからのタイム差に至っては、比較にも値しない。
(ボクの古いVentureと比較するのはナンセンスだが)
電池の持ちも圧倒的(シリーズ最長)。測位性能に至っては"言うに及ばず"である。因みにボクは、カシミールで作成したウェイポイントをGPSに転送し、ナビやログの記録が基本スタイル。
このモデルで地図表示機能付モデルの素晴らしさを知ったので、存分に味わってみたいと思う。
<スクリーンショットを幾つか↓>


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GPSを紹介しておきながらナンだが、あくまで基本となる紙ベースの地図を決して疎かにしている訳ではない。
カシミールは経線・緯線に加え磁北線も表示して印刷することができるため、コンパスが使い易いのだ
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昨今、高機能アプリをインストールしたスマホを山用GPSとして使用されている方も少なくなかろう。
もちろん否定はしないが、非常時に電池切れで使えない!なんて事がないよう注意頂きたい。
遭難時の位置の推定はもちろん、「繋がってナンボ」の携帯電話だからである。
GPSやスマホ、コンパスを組み合わせることにより、道に迷うリスクは相当軽減されると思われるが、落石や落雷、滑落等の危険性はそう変わるものではない。
"慣れと過信"は事故を招く要因の一つ。改めて肝に銘じておく必要がありそうだ
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