百にまつわる山談議
山歩きの楽しみの一つに、他の登山者とのコミュニケーションが挙げられる。
見ず知らずの他人ながら、同じ山を現在進行形で楽しむ者"同志"だからこそ。
特に休憩時や山小屋などでは、ちょっとした山トークで盛り上がる
そんな時、必ずと言っていいほど出てくるのは「百」(日本百名山)の話題。
「百は○○座目です」とか、「百の中でもあの山は…」とかいった具合に。
(深田久弥の「日本百名山」とは、山の「品格」、「歴史」、「個性」を基準に選定されている)
直近の「百」談議は、先日の朝日岳↓
愛知県から来たという60代半ばのその男性は、定年退職後から始めた山登りにすっかり魅了され…
「ここで89座目なんですよ」
…と、サラリと言いのける
因みに先日、ボクが登った「百」を数えてみたところ…25座だった
「百」に強い拘りが無いことに加え、年に一度も歩かない時期が幾度か続いたこともあり、意外に少ない。
(登山暦だけなら20年近いが)
しかし、「百」は一つの指標であり、その制覇は多くの登山者達の目標でもある訳で、切っても切れない永遠のカテゴリーといえる
他にも「日本二百名山」や「日本三百名山」をはじめ、花の~、東北~、福島~等々、数多くの"百"がある(重複も多数)
しかし、山の楽しみ方は人それぞれ。
"百系"はもちろん、累計標高に拘る方、特定の山を年に数百回登る方、ボクのようなフリースタイルと、何でもありなのだ
そして、山へ行かない方からよく言われる言葉(質問)↓
「山に登って何が楽しいの?」
(過去に数百回はこの質問を受けている)
人の趣味、趣向は多種多様。(皆同じだったら大変だろう)
秋の紅葉を"美しい"と感じる人もいれば、"枯葉"としか思わない人もいる
人の感性とは、そういうもの。それでいいのだ。
ボクは何も否定しない。
木々の緑や紅葉、美しい花々に触れ、下界では出会えない雄大な景色を前に得られる充実感、爽快感、達成感…
それはもう、何モノにも代え難い
そして、会釈から始まる「百」談議に笑顔が弾む時、人の温もりに癒され、新たな目標が生まれたりする
「百」の山には「百」の厳しさと美しさがあり、
人には、「百」の苦悩と幸せがある。
決して「百」までとは言わぬ。充実した人生なら、それでいいじゃないか
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baocoさん、こんばんは!
「生徒諸君!」、初めてお聞きしました。
女性向けの漫画だったんですね。
この記事では写真の説明を省略していましたが、実は、穂高岳が写った写真をアップしています。
穂高岳は、穂高連峰に属しているので「○○穂高岳」といったようにいくつか存在しており、一般的には、最高峰の「奥穂高岳」を指しています。
そう遠くないうちに「穂高岳」リベンジしてみたいです
投稿: bill | 2012年9月16日 (日) 22時37分
また、話それるんですが、(いつも、すみませんm(__)m)
私の青春の聖書、「生徒諸君!」の登場人物、山岳部の沖田くんが、
穂高岳を目指し、雪崩にあい、帰らない人となります。
雪崩にあうと、普通は下山しますが、沖田くんは、それでもまだ頂上を目指します!
山岳部のホープとして注目されていたのに、
不慮の事故にあい、頂上を目指す途中で、
「俺には、一番高い山やったんやなぁ~」、と言って亡くなるんです。
マンガの話ですけど、沖田くんも頂上へ行けなかったという穂高岳って
どんな山やろう、、、と、ずーっと思っていました。
私のような素人が、登山目指せるような山ではないし、
いつかまた、穂高岳にチャレンジして美しい写真、見せて下さいね!
投稿: baoco | 2012年9月15日 (土) 01時04分
baocoさん、こんばんは!
こういうのもナンですが、ボクは必ずしも「頂上登頂必須派」ではありません。
(実際、昨年の奥穂高遠征の際、天候不良もあって頂上行きを断念しています)
山の頂を踏まずとも、その行程がまた楽しいのです。
baocoさんが如何に空手を愛しているかは、もう十分に伝わってきます
>空手道という山の登山者の一人
同じ登山者として"頂を目指す"と共に、思う存分"その過程"を楽しんでいきましょう!!
投稿: bill | 2012年9月10日 (月) 22時08分
また、話それるんですが、(いつも、すいません、、、(-"-))
私の師が、空手道を、登山に例えます。
「空手道」という山の登山者の一人にすぎず、
自分はまだ、頂上を目指せていない。
その頂上から、見る景色がきっとすばらしいだろうと、
山を登り続ける、、、と言われた時に、感動したのを覚えています。
空手の修行は、厳しくて、痛くて、
何が楽しいのか、私にも分かりませんが、
強くなりたいから!?、ただ、好きだから!?、自問自答しながら、
私も、空手道という山の登山者の一人です。
頂上には、行けないかもしれないけど、
登り続けるのかなぁ~。
投稿: baoco | 2012年9月10日 (月) 00時28分
ヨネさん、こんばんは!
そうです。何度か山に足を運ぶようになると、きっと質問されます。
)
(ゴルフ好きの方がゴルフ場へ行くのと何ら変わらないんですけどネ
ボクの浅はかな記事を褒めていただきまして、大変恐縮ですm(_ _)m
いつもの事ながら、思いつき一発?の記事を書いております故、
(後から読んでみると)ん?的な表現にガッカリすることがあります
投稿: bill | 2012年9月 8日 (土) 23時33分
「百」(日本百名山)の山談義も、山登りの楽しみの
1つなんでしょうね。
「山に登って何が楽しいの?」って質問をされる方、多いんですか?
私もそのうち、質問されたら、何て答えようかしらヽ(´▽`)/
『「百」の山には「百」の厳しさと美しさがあり、人には、「百」の苦悩と幸せがある。決して「百」までとは言わぬ。充実した人生なら、それでいいじゃないか』
納得!
奥深い言葉ですね。人それぞれですから、その人にとって、充実した人生ならば、それでいいですよね
投稿: ヨネ | 2012年9月 8日 (土) 09時22分
たかchanさん、こんばんは!
ボクものんびりと百名山制覇を目指そうかと思っていますが、
もう少し長期の休みが確保できる環境じゃないと、厳しい感じです。
なので、"のんびりと"です。
たかchannさんの"山の作品"楽しみにしています。
投稿: bill | 2012年9月 7日 (金) 22時42分
確かに「百名山」達成を目標に登山される方も多いようですね。
しかしそのためには、何よりも時間と体力が必要でしょう。
bill さん、おっしゃるように、山の楽しみ方は人それぞれ違うと
思われますので、自分のスタイルで楽しむのがいいと思いますね。
私は登山までは出来そうもないので、ウォーキングに取り組みたいと
思っています。 また、ふもとから山の姿を描いていきます。
投稿: たかchan | 2012年9月 7日 (金) 22時04分
kaori.kさん、こんばんは!
お気付きかもしれませんが、この記事は(敢えて)画竜点睛を欠いています。
「山に登って何が楽しいの?」の質問にきちんと答えていないのです。
まぁひと言で答えるなら…
「山が好きだから」
だから行くんです。それが例え辛くてもね。
)
(「そこに山があるから」なんてカッコ良く言ってみたいケド
ようやく睛を書き入れることがました!謝々!♪(o ̄∇ ̄)/
そうそう、秋の山、楽しみですな~
投稿: bill | 2012年9月 7日 (金) 21時13分
「山に登って何が楽しいの」的質問はわたしもたくさん受けた記憶があります。
最近わたしは、
「な~にも楽しくない。でも登るんだ」
って答えます。
「?」って顔の相手。
たぶん「なんだろう?この答えの意図は?」なんて考えてるのかも。
山なんて楽しくない。登りはツライ。足痛い。下りはもっとツライ。荷物重い。テント狭い。
でも、登るんだ。
さぁそろそろ秋山シーズンですね!
投稿: kaori.k | 2012年9月 7日 (金) 13時57分
ひめ子さん、こんばんは!
季節の移ろいを感じ取ることが出来る感性は大事ですネ。
いろいろな価値観はありますが…
充実した人生に勝るものは無いのかもしれません
投稿: bill | 2012年9月 6日 (木) 22時55分
登山はしませんが山は好きです。

山育ちですし・・・・。
季節それぞれにいろんな表情してて どの季節の山を見ても和みます。
私も充実した人生をおくりたい
投稿: ひめ子 | 2012年9月 6日 (木) 22時25分