前日の薬師岳に引き続き、黒部五郎岳を歩いてみた。
薬師岳から三俣蓮華岳に伸びる稜線上に位置する黒部五郎岳は、羊背岩と呼ばれる岩が特徴的なカールを有する日本百名山の一つである。
(名前の「五郎」とは、岩や石がゴロゴロとしている様子から"ゴロー"に因んで付けられたものとされ、全国に10座以上の山があるそうだ)
のんびりと5時半頃から準備に取り掛かる。(4時前から動き始める方も多い)
空を見上げれば、昨日の天気が嘘のように雲一つ無い!
凍った雨が張り付いたテントの撤収は辛いが、自ずと気持ちが昂る
薬師峠を6時過ぎに出発。五郎平(テン場)までの標準タイムは約7時間。
いくつかピークを越えるものの、コースは概ね稜線歩きとなる↓
太郎平小屋付近から望む富山市方面↓
雲ノ平との分岐↓を黒部五郎岳方面(右)へと進む。
小屋近くの太郎山から望む薬師岳↓
(女王様もご機嫌のよう
)
やっぱり、天気のいい朝は気持ちがいいものだ
白山に掛けて雲海が広がる↓
目的の黒部五郎岳は、左側の峰↓
(遠い…)
途中のピーク、「北ノ俣岳」到着。ここからの展望も実に素晴らしい!
(左から)黒部五郎、笠、乗鞍、御嶽山↓

赤牛、水晶、鷲羽岳。水晶の手前には雲ノ平↓
黒部五郎を正面に、槍と笠↓
遠くからでも存在感のある槍穂↓
薬師の向こうに剣岳が見え始める↓
展望を堪能しつつ、ここで予定外のロング休憩を取る。
(周囲の状況も申し分ないので凍ったままのテントを広げて乾かしたりなんかしてみる
)
しかし、その後は思ったより足取りが重く、中々ペースも上がらない…
中俣乗越辺りから黒部五郎にガスが掛かり始める↓
「黒部五郎の肩」↓到着。山頂へは10分程。
ガスが多く迷ったが、頂上経由で稜線側を降りるコースを選択。
展望は、明日の朝に期待することにした。
スプーンでえぐり取られた様なカール↓
山頂到着!(雲ノ平方向のみ展望が開ける↓)
ここから五郎平のテン場へ稜線を下るルートは、足場が狭く、危険な難コース
ルートを表示していない地図もあり、カール側を選択した方がベターであろう。
今日の宿「五郎平」へ到着。(ロング休憩と鈍足が仇となり、ほぼコースタイム通り
)
先客はお一人様。山小屋も終了しており、昨日とは打って変わって静かなテン場。
(今日のボクの家↓)
****** 2日目終了 ****************************************
3日目~(予備日を設けてはいたが、今日中に折立まで戻ることにする)
5時に起きると、昨日に引き続く抜群の天気
準備を整え、カール側のコースを登り始める。
コチラは快適。迷い易いと言われてはいるが、好天時ならその心配は無さそうだ。
急登も、振り返ればこの展望↓
氷河の痕跡を踏みしめながら黒部五郎の肩に至る。
ザックをデポし、再び山頂へ↓
おぉッ!素晴らしい!!やぁ~ホント、来て良かったぁ
(槍、穂高↓)
(カールと水晶、鷲羽、三俣蓮華↓)
(薬師↓)
(剣、立山↓)
(白馬三山↓)
(笠↓)
(そして、槍↓)
この絶景にいつまで浸っていたいところだが、最もロングルートとなる最終日。帰りを急ぐこととする。
太郎山付近でガスに覆われるも、雨に降られることなく折立駐車場へ無事到着!
北ア奥地の縦走で得られる展望と充実感は実に素晴らしい
山小屋とテン場のバランスの良さは、多彩なルートを自由に選択できる楽しみもある
興味のある方は、是非一度チャレンジあれ
(GPSログ↓)
(GPSログ↓)※全行程
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