薪ストーブのバックパフ
薪ストーブを焚いている時、たまに起こる現象の一つ「バックパフ」
薪から出る可燃性ガスと燃焼室に供給される酸素量とのバランスの悪さから起こるもので、バックドラフトと似たようなものである。
(バックパフ↓)
蓄積された可燃性ガスが一気に燃え広がっているのが分かる。
前兆として、炎が一時的に消えている状態や、燃焼室上部で炎がオーロラのように揺らめいた後等が挙げられる。
この映像はまだ中程度で、酷い時は「ボフッ」という強烈な音と共に盛大に煙が逆流してくる
(オーロラ燃焼↓)※薪ではなく、燃焼室の上部で炎が揺らめいている。
コチラ↓は、燃焼と炎の消失を繰り返す間欠燃焼の状態。
炎が消失している状態でも熱せられた薪から可燃性ガスが出続けるため、バックパフが出現し易くなる。
因みに、高温で安定した燃焼時にはこれらの現象は発生しない。
(間欠燃焼↓)
高効率で低燃費といわれるFAシリーズだが、温度が低過ぎるうちに二次燃焼側へ切り替えたり、燃費を稼ぐ余りエアを絞り過ぎたりすると発生し易いようだ。
薪の含水率(乾燥度)の影響も考えられるが、「酸素量とのバランス」が主たる要因であろう。
いずれも慣れた方ならコントロール下に置ける範疇だが、出来るだけベストの状態での運転を心掛けたい
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