薪ストーブのバックパフ
薪ストーブを焚いている時、たまに起こる現象の一つ「バックパフ」
薪から出る可燃性ガスと燃焼室に供給される酸素量とのバランスの悪さから起こるもので、バックドラフトと似たようなものである。
(バックパフ↓)
蓄積された可燃性ガスが一気に燃え広がっているのが分かる。
前兆として、炎が一時的に消えている状態や、燃焼室上部で炎がオーロラのように揺らめいた後等が挙げられる。
この映像はまだ中程度で、酷い時は「ボフッ」という強烈な音と共に盛大に煙が逆流してくる
(オーロラ燃焼↓)※薪ではなく、燃焼室の上部で炎が揺らめいている。
コチラ↓は、燃焼と炎の消失を繰り返す間欠燃焼の状態。
炎が消失している状態でも熱せられた薪から可燃性ガスが出続けるため、バックパフが出現し易くなる。
因みに、高温で安定した燃焼時にはこれらの現象は発生しない。
(間欠燃焼↓)
高効率で低燃費といわれるFAシリーズだが、温度が低過ぎるうちに二次燃焼側へ切り替えたり、燃費を稼ぐ余りエアを絞り過ぎたりすると発生し易いようだ。
薪の含水率(乾燥度)の影響も考えられるが、「酸素量とのバランス」が主たる要因であろう。
いずれも慣れた方ならコントロール下に置ける範疇だが、出来るだけベストの状態での運転を心掛けたい
ポチポチッとお願いしますm(_ _)m
« 福島空港公園 | トップページ | よしだあおいちゃんを救う会 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 消防防災ヘリ「ふくしま」(2代目・AW139)(2022.12.25)
- 脈路なき雑記(2022.06)(2022.06.25)
- 【お知らせ】 当ブログについて(R4.3)(2022.03.18)
- 脈路なき雑記(2021.12)(2021.12.27)
- 奇跡の花「幸福の木」開花(2021.09.25)
きゃぶさん、こんばんは!
そうですね、バックドラフト現象の極々小さなバージョンです。

で、同じように小さな我が家は、中間クラスの薪ストーブ1台で十分に暖まります
焚き慣れない頃は、氷点下の真冬に窓を開けて室内の温度調整をしたこともありました
投稿: bill | 2012年12月 2日 (日) 20時31分
え~っバックドラフトって、あの映画で観た
大惨事~


それは大変っ
と思いましたが、そんなことは無かった・・・よかったぁ
薪もただ燃やしていれば良いっていうものでは無いんですね
奥が深いのです
テレビで拝見するくらいしかないのですが、薪ストーブって、燃えているのを見ているだけで暖かくなりますし、癒されますね
投稿: きゃぶ | 2012年12月 2日 (日) 13時26分
ヨネさん、こんばんは!
バックパフは毎回起きる訳ではなく、(逆に言えば)
これを捕らえた動画は少ないかなぁと思った次第です。
スイッチポンで快適にとはいきませんが、その手間もまたオツなもんですよ~
)
(今のところはネ…
投稿: bill | 2012年12月 2日 (日) 00時55分
「バックパフ」という現象が起きるんですか。
煙が逆流してくるのは、お部屋が煙臭くなって困りますが、
やはり火を扱うんですから、きちんとした取扱い知識が必
要なんですね。
薪の燃える音と、炎、じ~んわりと暖まっていく感じが、癒さ
れます。薪ストーブは憧れです。
投稿: ヨネ | 2012年12月 1日 (土) 12時08分
ころっちんさん、こんばんは!
ストーブ本体はとても丈夫なので扉が開くことはないのですが…
)
(扉がないと「暖炉」になりますな
上手に焚かなければなりませんね。
薪ストーブは手間は掛かるし、例えば床暖のような快適さはありませんが、
"癒し"があります
投稿: bill | 2012年11月30日 (金) 22時34分
薪ストーブは見た目にもお洒落だし

薪をくべればいいのかと思ってましたけど
そう単純なものでもないようですね。
煙が逆流するのも困りますし
「バックパフ」で扉が開いてしまうことはないのですか?
そんなことがあったら大変でしょうけど
でも薪ストーブは広範囲を暖かくしてくれそうですね
投稿: ころっちん | 2012年11月30日 (金) 15時25分
たかchanさん、こんばんは!
バックパフの悪いところは、逆流した煙が部屋中に蔓延してしまうことです…
(煙の臭いが漂ってしまいます)
本格的な暖房シーズンに突入するので、気を付けなければいけないですネ
投稿: bill | 2012年11月29日 (木) 23時02分
「バックパフ」という言葉は初めて聞く言葉です。
薪ストーブ特有の専門用語なんでしょうね。
煙が逆流してはたいへんです、運転も慎重にする必要がありますね。
春までのご使用、お気を付けください。
投稿: たかchan | 2012年11月29日 (木) 22時08分