奥秩父の名峰「甲武信ヶ岳」を歩いてみた。
山梨・埼玉・長野の県境に位置し、千曲川(信濃川)や荒川、笛吹川の源流を有する分水嶺。
甲武信(コブシ)の名は、甲州・武州・信州の三国に因むとされる。
長野県川上村の毛木平を起点に、反時計回りに周遊する。
(登山道入口↓)

※今回は、3連休ではないボクの都合と来る台風の影響を考慮し、急遽決まったテン泊の山旅。
因みに、オジサン3名…
沢を幾度も渡りながら徐々に高度を上げていく。特に危険な箇所はない。
滑滝↓

千曲川・信濃川の水源地標↓

国内最長の川の"源"がコチラ↓
(黄色のチェーンにはカップが繋がれている)

367kmにも及ぶ"旅のスタート地点"かと思うと、何気に感慨深い

尾根上に出てもなお樹林帯だが、ようやく山頂や富士山が見え始める。
(甲武信ヶ岳山頂↓)

(富士山↓)

山頂到着!

夕陽と八ヶ岳のシルエットが美しい↓

日没点は、中アの木曽駒ヶ岳付近だろうか。

甲武信小屋↓到着。

満場に近い小屋前のテン場↓

10年以上前から山を共にしているが、今回のメンバーが揃うのは震災後初。
少々のお酒を嗜みながら多々な話題に触れるひと時は、実に楽しいものだ
…しかし、オッサン連中が狭い一つのテントに集う状況は誠に悲劇的で、もはや事故と言っても過言ではない。
文字通り「川」の字となって寝る訳だが、一番"若造"のボクは必然的に重役のセンターを担う。
そこは、酔っ払いが奏でる"いびき"をサラウンドで楽しめるという特典付だった…
******* 2日目 ********************************************************
(気分の悪い目覚めとは裏腹に)外は期待通りのいい天気!
樹木の向こうには、広大な雲海が↓

徒歩2、3分の場所にある展望スペースから↓

リサーチ不足のボクたちは、ここで大きな過ちを犯してしまう…_| ̄|○
雲海に浮かぶ御来光という好条件にも関わらず、「御来光は樹木の陰に隠れて見えない」というガセネタに惑わされ、山頂へ向わなかったのだ…
テントを撤収し、再び山頂へ(十文字峠方向への分岐点でもある)。
既に陽の位置は高かったが、しかし、素晴らしい眺望が広がっていた

富士山~

農鳥岳、間ノ岳、北岳↓

甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳と中央アルプスの峰々↓

八ヶ岳と、その奥に穂高連峰↓槍の穂先も確認できる。
右側の雲海に浮かぶは浅間山。

登ってきたルートを俯瞰する↓

雲海に包まれる関東平野↓

山頂からの眺望を堪能した後、分岐から十文字峠方向へ向う↓
(右が埼玉、左は長野県)

埼玉県最高峰「三宝山」↓到着。
一等三角点の山ながら、眺望には恵まれない…

三宝山の直ぐ近くにある三宝岩↓

三宝岩からの眺望↓
(甲武信ヶ岳と富士山)

(東京方向↓)

基本的に樹林帯の中ではあるが、1日目のルートよりは展望が開けている。
尻岩↓

武信白岩山↓
度重なる落雷によって足場がもろく危険なため、山頂は立入禁止

上記スポットから↓


大山↓到着。
ここからの眺望も実に素晴らしい。

十文字小屋↓到着
群生するシャクナゲが有名とのこと。中々個性が感じられる山小屋だ。

小休止の後、駐車場を目指して沢沿いを下る。


(GPSログ↓)

ドタバタとした2日間だったが、天候にも恵まれ、楽しい山旅であった
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