夏の鳳凰三山【縦走&下山編】
目を覚ますと、期待通りの好天に気持ちが昂る!
準備を整え、地蔵岳を目指して鳳凰小屋のテン場を後にする。
~ 夏の鳳凰三山【初日編】から続く~
鳳凰小屋前から登山道へ↓
オベリスクが見えてきた↓
花崗岩が風化した砂礫地帯の急斜面を登る↓
富士山や岩手山と似たようなものだが傾斜はキツイ。ただし、事前の情報ほど歩き難くはない印象だ。
賽ノ河原直下の基部からオベリスクを望む↓
オベリスクは花崗岩の尖塔で、鳥のくちばしに似た形がシンボリック。
雲海に覆われる甲府盆地方向↓
これから向かう観音岳↓
中央奥には、富士山の姿が
賽ノ河原↓
子宝を願う者が1体を持ち帰り、願いが叶うと2体を持って供えたとされ、多くのお地蔵様が並んでいる。
皆、優しい表情で手を合わせておられる
(バックは、甲斐駒ヶ岳)
より高い位置から周辺を望むべく、オベリスクの直下へと向かう↓
賽ノ河原と、これから向かうアカヌケ沢ノ頭↓
バックは、白峰三山(北岳&間ノ岳&農鳥岳)
さらに奥に続く南アルプス南部の山域まで見えている。
中央にアサヨ峰を挟んで甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳↓
左手前に伸びているのは、オベリスクの影
甲斐駒と仙丈に登ったのはもう20年位前になるが、その時の様子は今でもよく覚えている
オベリスクの北側に回り込み、諏訪盆地を挟んで右奥に蓼科&八ヶ岳↓
バックには、北アのほぼ全域が確認できる
甲斐駒の右奥に穂高&槍↓
富士山↓
その神々しい存在感は、やはり圧倒的だ
稜線上の至る所に見られるタカネビランジ↓
パッと見は北ア界隈のコマクサ風だが、近付くと明らかに違う。
賽ノ河原へと戻り、稜線を進んでアカヌケ沢ノ頭から白峰三山↓
アカヌケ沢ノ頭からオベリスク↓
鳳凰の名に相応しい貫録が感じられる
これから向かう稜線と、その先に観音岳↓
鳳凰小屋分岐のある鞍部↓
途中、地蔵岳を振り返る↓
鳳凰三山の最高峰「観音岳」の頂へ↓
鳳凰三山きっての絶景スポットから、時計回りにその眺望を。
辿ってきた稜線↓
(左に甲斐駒。中央に地蔵岳。右奥に蓼科&八ヶ岳)
八ヶ岳から奥秩父に広がる峰々↓
薬師岳と富士山↓
南アルプス南部↓
白峰三山↓
因みに、右のピーク北岳は国内第2位の高峰
この日は、標高トップ10の殆どを見ることができた!
仙丈ヶ岳&アサヨ峰&甲斐駒ヶ岳↓
これから向かう稜線↓
縦走路の最後となる薬師岳へ↓
富士山の頂には、傘がかかり始めている…
白峰三山↓
辿ってきた稜線↓
縦走路からの絶景を思う存分堪能した後、樹林帯を下って行く。
難所はないが、標高差約1,750mを一気に下るため、油断は禁物だ
途中にある巨岩「御座石」↓
苔生した樹林帯を抜け、林床に笹の広がる一帯を更に下る↓
カラマツの小枝の先にオベリスクを望む↓
急傾斜を下りきり、なだらかな林道を戻る↓
林道の途中から青木鉱泉へとショートカットする↓
かつては看板があったようだが、今回は見られなかった…
無事に青木鉱泉へと到着!
折角なので、帰る前に青木鉱泉で汗を流す
(日帰り入浴1,000円)
男風呂の様子↓
ぬるめの湯加減がまた丁度いい
(シャンプーやボディソープも備え付けられている)
(GPSログ↓)
(前記事 : 夏の鳳凰三山【初日編】)
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夏の好天に恵まれた鳳凰三山、満喫してきました♪



名瀑に癒されますが、思ったよりキツイ印象のドンドコ沢です
(これで南アの入門編とか言われるのですから、中々ですね^^;)
賽の河原に立つお地蔵様の優し気な表情は、絶景と共に印象的です
丁度タカネビランジの時期と重なり、南アらしく富士山の近さと相まって
とてもいい山旅となりました
夜叉神峠から入られている方もかなりいらっしゃいましたね。
是非ともオベリスクに会いに行かれて下さい
投稿: bill | 2018年8月 6日 (月) 21時29分
こんばんは!
鳳凰三山憧れの山です


ドンドコ沢から登られたのですね。
名瀑と言っても過言でない滝を巡りながら素晴らしいルートです♪
でも1日の高低差1200m、私は滝見る余裕もないわ~
タカネビランジやたくさんの高山植物、心なごみますね。
やはり鳳凰三山というとオベリスク
すごくかっこいいです!
賽の河原のお地蔵様が甲斐駒をバックに柔和なお顔で。こんなところがあるなんて知りませんでした。いいですね!
富士山も雲海の上に頭を出して神々しいです。
良い日に鳳凰三山に登られて本当によかったですね!
いつか夜叉神峠から検討しようかな♪
素敵なレポありがとうございました。
投稿: らるご | 2018年8月 4日 (土) 19時04分
台風前に素晴らしい条件の下で楽しむことが出来ました
滝に涼を感じながら登り、絶景の稜線歩き!最高です。
オベリスクも見応えありました
白砂の稜線は、紅葉との相性も良さそうですよ。
来年とは言わず、是非この秋にでも
ボクも今度は、白峰三山から眺めてみたいです。
投稿: bill | 2018年8月 1日 (水) 21時40分
(いつも記事を拝読させて頂いております)
夜叉神峠から縦走して白鳳峠へ下りられたとは、まさに
リアル縦走ですね!車はどうされたのでしょう?
夜叉神峠からのピストンかどうかで迷いつつ、今回の
コース取りとなりました。当初は日帰りを予定したのですが、
折角天気が良さそうなので、テン泊にして正解でした。
ハッピーのパパさんは今も歩いておられますから、
またどちらかの山行きを計画されるのでしょうか?
素晴らしい景色を楽しめるといいですね。
投稿: bill | 2018年8月 1日 (水) 21時35分
素晴らしい絶景を堪能できました!
また次の山へと行きたくなります♪
山では経験値からほぼ山座同定が可能です。
(著名な山限定ですが^^;)
ある程度の経験者は、ボクと同等以上と思われます。
今は、便利なアプリがあるみたいですね。
投稿: bill | 2018年8月 1日 (水) 21時27分
雲海に浮かぶ富士山は格別の美しさでした

登山者にとっては、比較的見られる光景の一つではありますが、
やはり、響くものがありますね
投稿: bill | 2018年8月 1日 (水) 21時20分
鳳凰三山もいいですね~!


台風の前のいい日に登られたようですね。
富士山や白峰三山他全部見えましたね
ドンドコ沢、滝を見ながら、
少しは涼しかったのではないですか。
オベリスクもプチ槍みたいです。
タカネビランジも咲いてたんですね。
去年は、白峰三山から眺めてました
地蔵岳~薬師岳への稜線も堪りませんね
来年あたり行ければいいのですが・・
投稿: マイン | 2018年8月 1日 (水) 17時54分
こんにちは 初めてコメントさせていただきます この鳳凰3山 懐かしく拝見させて貰いました 今から30年ほど前ですが その時は夜叉神峠から縦走して白鳳峠を下ってます 天気も最高で360度の眺望だったことを憶えてます むろん一泊ですが その時は南御室小屋泊まりで 翌朝 足元にタカネビランジを見ながら砂払い岳 薬師岳 観音岳 地蔵岳と歩き アカヌケザワの頭 高峰 それらを越えて白鳳峠に 今ではいい思い出の一つになってます。
投稿: ハッピーのパパ | 2018年8月 1日 (水) 12時58分
おはようございます。
お天気にも恵まれ絶景の連続ですね。
こんな素晴らしい景色を見たら
次の山を目指したくなるのもなるほどです。
それにしてもbillさんは遠方に見える山々の名に相当詳しいですが
経験値による知識ですか?
それともアプリ「AR山」などをご利用なんですか?
投稿: 隠れファン | 2018年8月 1日 (水) 08時25分
雲海に浮かぶ富士山

なんと美しいことでしょう
この目で見れたら最高でしょうねぇ~~~!!
投稿: Pee | 2018年8月 1日 (水) 06時28分
賽ノ河原は、多くの人々の人生と関わってきた場所ですね。
これだけのお地蔵様が全く倒れることなく(倒れても誰かが起こしてる?)
太陽の方角に揃う様は、圧巻でした
…それにしても、ここまで担ぎ上げるのは、中々ハードかと^^;
そして、やはりあの富士山です!
雲海と相まって、その神々しい姿には鳥肌モノでした。
投稿: bill | 2018年7月31日 (火) 23時29分
雲海に浮かぶ富士山は、鳥肌が立つほどの存在感を放っていました!
富士山が見える最北の地に住んではいますが、かと言って
日常的に見られる訳ではないので、やはり感動もひとしおです
南アの入門編ともいわれますが、これだけの絶景に恵まれているのは
流石、聖地"アルプス"だなぁと思わされた次第です。
投稿: bill | 2018年7月31日 (火) 23時23分
「今晩は」
雲海に浮かぶ富士山、神々しい。
石仏を持ち帰り、子宝に恵まれたら 二体を奉納する。
沢山の子宝に恵まれハッピー。
持ち帰れそうもない、大石仏、嬉しさのあまり 思いやりに欠ける。
マア~、色々な人が居て世のなかは成り立つ、それはそれ・・・。
「おつかれさまでした」
投稿: アットマン | 2018年7月31日 (火) 21時56分
こんばんは!
雲海に浮かぶ夏富士ってこんな感じなんですねぇ・・・。
夏富士も素敵です。
観音岳に登らないと見る事が出来ない光景ですね。
一度は見てみたいものです。
投稿: FUJIKAZE | 2018年7月31日 (火) 21時53分