西穂のピークを後にし、いよいよジャンダルムへと向かう。
ここから奥穂へと続くルートは、一定のスキルが求められる国内屈指の超難コース⚠
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ここでは、岩稜滞での長時間行動に耐えられる絶対的な体力&スキル、確実なルーファイ、天候&体調の急変や残り時間等から最善の行動を選択できる総合力が求められる。
更にテン泊装備で挑む場合は、重量級ザックをコントロール出来ることが大前提。無駄なベルトや紐、衣服等が引っ掛からないような配慮も必要だ。
西穂山荘から西穂、若しくは穂高岳山荘から奥穂までのルートで恐怖を感じる方は、ソロでのチャレンジを見送った方が無難!
(偉そうに思われるかもしれないが、ワンミスが命取りとなるため、歩き始めてからでは後の祭り…)
幾つもの尊い命を飲み込んできた"曰く付きのコース"を決して甘く見てはいけない。
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先ずは西穂山頂から少し下る↓
直ぐに本ルート上でも最も事故の多いポイントを迎える。

事故多発ポイントの取付き↓
ここまでとは状況が一変し、ほぼ垂直に近い岩場となる。

赤岩岳へと登る途中、西穂を振り返る↓
(例の難所は、中央右寄りの岩場)

⚠そもそも全域が危険個所のため、一つ一つの紹介はある意味味難しい^^;
赤岩岳を望む↓

間ノ岳を見上げる↓

間ノ岳より、歩いて来た方向を振り返る↓

間天のコル手前より、振り返って間ノ岳↓

天狗ノ頭を望む↓
山腹が逆層スラブで、右手前が間天のコル。

間天のコルより、逆層スラブを見上げる↓
岩の表面が乾いている状況では、見た目ほど難儀しない印象だ。

天狗ノ頭手前で信州側を巻く際、頭上側に伸びる岩に頭やザックをぶつけないよう注意↓
(振り返って撮影)

天狗ノ頭のピーク↓

天狗のコルの先に畳岩尾根ノ頭を望む↓

天狗のコル↓
本コース唯一のエスケープルート「天狗沢ルート」との分岐点でもある。

かつての避難小屋跡と天狗沢ルート↓
こちらもまた難コースとのこと^^;

やや登って、天狗ノ頭を振り返る↓

畳岩尾根ノ頭へ向けて一気に高度を稼ぐ↓

SNS等でよく見掛ける難所↓
因みに、ど真ん中を登る。

途中、幾つかある紛らわしい踏み跡に注意!
少しでも迷ったら、一旦引き返した後に落ち着いてルーファイすべき⚠


畳岩尾根ノ頭を過ぎ、比較的広いガレ場の先にジャンダルム(中央)を望む↓
左奥に槍、右奥に奥穂。ジャンダルムは巻くことも出来るが、勿論ピークを目指す^^;
ピークへは、正面をやや左手側に進んでから登る。(巻く場合は右手へ)

ジャンの頂へ到着!!!
会いたかった天使と絶景に迎えられ、これ以上ない程の達成感に満たされる♪
なお「ジャンダルム」とは、フランス語で「憲兵」の意。
奥穂の前衛峰として言わずと知れた、山ヤ憧れのピーク(標高3,163m)

因みに、「2代目エンジェル」はステンレス製。
その質感と見た目は、訪れる者を魅了して止まない"天使"たるに相応しい。

(ジャンダルム山頂からの眺望を幾つか)
これから向かうロバの耳&馬ノ背の先に奥穂↓

槍へと続く稜線↓
(槍の穂先はこの後、ガスの中へと隠れてしまう…><)

吊尾根の先に前穂&明神岳↓

笠ヶ岳↓

辿って来たルート↓

~ ジャン~奥穂編へと続く ~
ランキング参加中!よろしくお願いしますm(_ _)m

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