天空の楽園!田代山&帝釈山
南会津町にある田代山と帝釈山へ。(6/27)
田代山の広大な山頂湿原から稜線を繋いで帝釈山を併せる王道のルートを巡る。
十数年ぶりの再訪となる今回、ワタスゲとオサバグサのハイシーズンを狙い打つ。
10km弱の未舗装路を進んだ先にある猿倉登山口↓(南口)
例によって人の入り込まない写真を厳選しているが、2つの駐車場はほぼ満車だった。
(北口(約300m手前の駐車スペース)にトイレ有)
登山道はとても良く手入れされており、危険箇所も特にない。
登山口から入って直ぐの水場↓
樹林帯を抜けた先の小さな湿原「小田代」↓
バックは、田代山の山頂部。
そして、田代山の頂へ↓
広大な山頂湿原を特徴とし、天空や雲上、山上の楽園とも呼ばれ親しまれている。
<参考> 直近の道の駅「番屋」にある案内板の画像↓
台地状に広がる湿原の様子がとても分かりやすい。
湿原の南西端付近を覆うワタスゲ↓
順路(反時計回り)に沿って先へと進む。
弘法沼付近へ↓
正面奥でガスに隠れているのは、会津駒ヶ岳から三岩岳へと続く稜線。
山頂標識↓
ピンポイントで"最高地点"という訳ではない^^;
標識前より左に折れてさらに木道を進む↓
ワタスゲの群生は、ここからが本番!
場所によっては、木道を覆うほど群生している↓
回復傾向の天候と程よい風のお陰で、雨の影響もごく僅か。
モッフモフ✨
弘法大師堂へと続く木道↓
周回ルート途中から帝釈山方向へ↓
避難小屋を兼ねた弘法大師堂↓
帝釈山へは、向かって左脇を進んで樹林帯へと入っていく。
弘法大師堂前のトイレ棟とテラス↓
樹林帯に入ると直ぐに現れるオサバグサ↓(例年の見頃は6月中~下旬)
ケシ科の多年草で、レッドブックデータにも搭載される希少種。
尾瀬界隈でもここ帝釈山周辺が最大の群生地で、国内屈指の個体数を誇るとされる。
林床では、まさに途切れることなく見ることができる♪
帝釈山へと続く樹林帯は、シラビソやダケカンバ等が目立つ。
オサバグサの他に豊富な苔と小鳥の大合唱で、飽きることなく進む。
山頂手前のハシゴやロープのある岩場を超えると、視界が開ける。
振り返って田代山↓
帝釈山の頂へ↓
かつては、アクセスの悪さも手伝って"幻の山"とも呼ばれた隠れたる名峰。
会津駒ヶ岳(中央左寄りのピーク)と山頂部をガスに隠す三岩岳↓
日光連山↓
奥白根山や男体山も確認できる。
中央見寄りに燧ヶ岳と至仏山↓
手前は、馬坂峠へ向かうルートの入口。
田代山へと戻り、弘法大師堂先の周回路を右に折れて木道を進む。
視界が開け、田島方向に七ヶ岳や二岐山なども確認できるようになっていた。
こちら側もまたワタスゲの大群落に囲まれている♪
足元からコンデジにて↓
会津駒から三岩岳に掛けての稜線もクッキリ✨
道中で見掛けた花々を幾つか↓
田代山は花の百名山の一つ。山頂湿原を中心に多くの花々に囲まれている♪
因みに、チングルマは花から果穂まで揃い踏みのタイミングと相成った。
目下、樹林帯で最もみられるのはゴゼンタチバナ。
ズダヤクシュなどは前半に集中している印象。
もう間もなく、キンコウカが湿原を黄色に彩る頃となる。
(GPSログ↓)
帰り道、道中にある湯ノ花温泉へ♨
田代山と所縁の深い弘法の湯にて汗を流す。
※シャワーはあるもシャンプー等はなし。
【動画編】 (43秒)
後半の樹林帯に響くのは、ミソサザイのさえずり♪
ランキング参加中!よろしくお願いしますm(_ _)m
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