秋の常念岳
蝶ヶ岳のテン場を後にし、蝶槍を超えて常念岳を目指す。
常念山脈の主峰で標高は2,857m。日本百名山の一つにも数えらえる名峰。
~ 蝶ヶ岳(夕景&夜景編)より続く ~
【参考】 北穂山頂から望む蝶ヶ岳~常念岳の稜線↓(2015年9月)
前夜の好天とは打って変わって、ご来光の撮影も撃沈…
速やかにテントを撤収し、蝶槍にて朝食。そして常念岳を望む↓
モルゲンロートを期待した槍穂もご覧の通り…><
蝶槍を下り始めると程なくして樹林帯へ。
濃緑と黄色のコラボがメインの紅葉は、丁度見頃のピーク♪
鞍部より振り返って、蝶槍の頂↓
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樹林帯を歩いていると、改めて東北の山の紅葉って凄いんだなぁと思う。
(もちろん涸沢カールのような場所はないし、そもそも評価軸が異なるのだが^^;)
山ヤの聖地"北ア"を歩きながら東北の山に思いを馳せるのは、割とオツなもの♪
比較ではなく、言わば方向性の違いを楽しむのだ。…日本の四季は実に美しい✨
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2,592mピーク↓
晴れていれば、蝶槍方向の眺望が楽しめる^^;
一旦視界が開けるも、常念岳はガスの中…
上画像中央付近の灌木帯は風の通り道のようで、ここだけ風の強さが違う。
散見されるダケカンバにもその影響が見て取れる↓
この辺りより先、左手に槍穂を望みながら歩ける筈なのだが^^;
…なので、手前の紅葉を見ながら進んで行く。
いよいよ、ラストの登りへ↓
途中、歩いて来た稜線を振り返る↓
蝶槍から蝶ヶ岳山頂までが見えている。
右手側に、常念沢を挟んで前常念岳↓
結局、槍穂の稜線を望めないまま常念岳山頂へ^^;
ガスに覆われた穂高連峰をバックに山名表示盤と祠↓
蝶ヶ岳へと続く稜線↓
前常念岳↓
※前常念を含む常念岳山頂付近は、決して気を抜かず歩きたい⚠
安定した岩場だが"入門編"のワードに踊らされるのか、怪我人が絶えないようだ。
槍穂の眺望を諦め下山を開始すると、ここで"登山あるある"発動^^;
ガスの合間に槍の穂先を望む↓
常念乗越を挟んで横通岳と大天井岳↓
因みに前回は、蝶ヶ岳から常念、横通、大天井を抜け、燕岳まで縦走。
前常念岳へと美しい稜線を進む↓
こちらもまたとても美しい♪
常念沢の先に蝶ヶ岳を望む↓
蝶ヶ岳の山頂一帯↓
左側のなだらかな部分が蝶ヶ岳山頂で、右のポチっと見えるのが蝶槍。
日差しや距離の関係でくすんで見えるが、緑と黄の見事な色合いに包まれている。
最低鞍部の向こうに穂高連峰↓
横通岳と一ノ沢源流部↓
横通岳の山頂右奥に剱岳、稜線の奥には鹿島槍が見えている。
常念乗越に建つ常念小屋を俯瞰↓
前常念岳山頂の避難小屋と安曇野市街地方向↓
これより、1,300m強の標高差を慎重に下っていく。
常念沢を囲む斜面の紅葉に何度も足を止める。
単色の絨毯系ではなく、変化のあるミックス系が印象的な美しさ✨
ここでも…over and over
長い樹林帯を抜け、無事に三股登山口へ↓
(直近の分岐)
(GPSログ↓)
三股~蝶ヶ岳を含む全ルート分
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絶景の稜線が続くのですが、
2日目は残念ながらパッとしませんでした><
今回の周回コース、日帰りの方が多いみたいですね。
一時は検討しましたけど、やはり朝夕の景色を
楽しみたかったので、一泊しました。
(それでも、結構きつかったですけどね^^;)
投稿: bill | 2020年10月14日 (水) 20時18分
この時季の山は、刻々と変化しますね。
スイートスポットは決して広く長いとは言えません><
そこに天候と休みとがマッチするタイミングをを狙うのは、
何気に大変です^^;
基本的に好天狙いなので、結果的に晴れ男に近いかも♪
撮り鉄ほどではありませんが、山ヤにも色々な人がいます。
良くも悪くもという意味で。
人様に見せられる背中かどうかは分かりませんが、
いつでも堂々と構えられるよう心掛けたいものです。
投稿: bill | 2020年10月14日 (水) 20時14分
こんばんは!
蝶ケ岳~常念~大天井岳の
稜線、いいですね~。
晴れていれば最高!!
最後の常念の登りはきつそうですね。
billさんなら、日帰り周回も出来そうですが
でも、もったいないですね、
赤く染まった山々を見るのも、醍醐味ですね。
お疲れ様でした。
投稿: aoi | 2020年10月14日 (水) 17時39分
bill さん!
お疲れ様〜!
紅葉と雪渓のコラボ&ガスって霞む山脈の
何となく儚げな風景
山は一日一日顔を変えるので
面白味もあり 急な天候の変化に危険な目にも?
割と晴れが多い気がするけど 晴れ男かな?
山男の優しさは同級生からも 帰省の際の列車でも
感動した経験があるけれど 何故でしょうね?
billさんの撮る山景色や、簡潔な説明の言葉の端々から
山男のそれをいつも感じられます。
だから 映ってるはずのない背中を見てみたいと……(*´∀`*)アハハ
投稿: Pee | 2020年10月14日 (水) 06時31分
紅葉の季節はある意味、一番いい時季かもしれません。
アルプス界隈だと、三段紅葉を楽しめるポイントも多いので
登山はしないが写真は撮る人も増えますね。
雪のようにも見える常念小屋の周りですが、
白い土の部分がハイマツ帯との対比で強調されているためです。
説明不足でしたね><
投稿: bill | 2020年10月12日 (月) 22時46分
稜線漫遊は、山での最大の魅力ですね♪
全ては天気が味方してくれればの話ですが^^;
冬木立に雪が舞い散るのもカウントダウン。
今度は、澄んだ空気が楽しめます。
投稿: bill | 2020年10月12日 (月) 22時41分
こんばんは!
紅葉の季節ですねぇ・・・。
これから益々色付いて来るんですね。
しかし、常念小屋の周りって、もう雪が積もっているんですか?
投稿: FUJIKAZE | 2020年10月12日 (月) 21時58分
「今晩は」
稜線を巡回すれば すべてが展望台。
稜線の片方に雪、これは厳しい気候。
紅葉樹林もあと少しで冬木立、さむー。
投稿: アットマン | 2020年10月12日 (月) 21時09分