大熊町西部に位置する日隠山へ。(3/6)
一等三角点を有する阿武隈山系の名峰で、標高は約600m。
現在は居住制限区域に属し、震災後も町職員OBを中心に結成された
「じじい部隊」によって、地道な整備が続けられて来た経緯を持つ。
福島第一原子力発電所(1F)が見える山の一つでもある。
坂下ダム脇にある登山道入口をスタート↓

なお、整備はされているが表向きは登山禁止…という自己矛盾の状況にある^^;
除染も行き届いている訳ではないため、入山はあくまで自己責任だ。

登山道は、予想以上に綺麗な状態が維持されている。
ポイントごとに設置されている看板がとても分かりやすい↓

かつて、会津へと向かう重要な街道だった古道(径)を行く↓
「鉄の径」や「塩の径」とも称されていたようだ。

全体としては、針広混交林といったイメージの森が続く。

途中にある「ベゴ(牛)の綱木場」へ↓
逸話通り、休憩に適したポイントとなる。

先人たちが眺めたであろう太平洋側には、福島第二原発が鎮座している^^;
(中央右側に福島第二)

大木が揃うモミの木の原生林↓
日隠山の特徴の一つでもあるようだ。

旧林道を横切って、更に奥へと進む↓
多く見られるアオキもまた、何となく浜通りの低山を印象付ける。

途中にある展望スポット↓

太平洋側↓
(右奥が福島第二原発)

参詣清水分岐を直進↓
(今回は反時計回り。なお、左折して時計回りも可能)

太平洋を望む「望洋台」へ↓


望洋台から望む太平洋↓(フルサイズ24mm)
中央に見えている福島第一原発までは、直線距離で11km強。

福島第一原発をズーム↓(フルサイズ300mm)
10年の節目となる今年、県民でなくとも様々な思いに駆られることだろう…

廃炉作業に従事されている関係者の方々には、心より敬意を表したい。
【参考】 1 FOR ALL JAPAN ~廃炉のいま、あした~

(トリミング画像)

昨年12月に訪れた東日本大震災・原子力災害伝承館と双葉町産業交流センター↓
目下、著名人の訪問が盛んであろうと思われる。
(トリミング画像)

望洋台を後にし、山頂へ向かって進む。
途中、尾根に沿って約600m続くという防火帯の上を歩く↓

日隠山の山頂へ。右手前側には一等三角点↓
落葉期であれば、樹木の先に阿武隈山系の山々を確認できる。
僅かに1Fも確認可能。

山頂の稜線を進んで若干下ったポイントにある天狗岩↓

日隠山のクヌギ↓

じじ石&ばば石↓
その物悲しいエピソードは、現地の案内板にてご確認頂きたい。

途中にある登山道の崩落ポイント↓
なお、この日時点では問題なく通行可能。

途中、ロマンの広場へも足を運んでみる↓

ロマンの広場にある展望台↓

展望台より、太平洋側を望む↓
樹木の影響もあり、ロマンとはやや形容し難い^^;
この後、参詣清水分岐と合流し同じ道を戻る。

全体の行程を含め、様々な思いに駆られることとなろう。
真の復興が一日も早く成し遂げられることを切に願う。
ランキング参加中!よろしくお願いしますm(_ _)m

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