昭和村と南会津町にまたがる駒止湿原へ。(10/18)
道路崩壊に伴う入山規制の影響もあり、約7年ぶりの再訪となる^^;
来訪者数の割に情報が少ない?とも言われる秋の様子を伺ってみた。
南会津町針生地区から旧駒止峠を進み、南会津駐車場をスタート。
(昭和村側からのアクセスは可能だが、旧南郷地区ルートは現在も通行規制中)

因みに駒止湿原は、以前から入山者のマナー悪化が懸念されている場所の一つ。
手軽さも手伝ってか、基本的なマナーに疎い方も少なくないようである。
注意書きや監視員の有無に係わらず、マナー遵守に心掛けたい。
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【大谷地】
主要な3つの湿原のうち、最も大きい13.3ha
湿原南部は背丈のあるヨシに覆われ、原始的な景観も特徴の一つとのこと。

駐車場から続くブナ林とは違って、大谷地から先は色付きが進んでいる。
(湿原一帯の標高は、約1,100m)

程なくしてヨシの群生を抜け、背丈の低い湿原らしい景観となる。
なお、草紅葉は丁度見頃のピーク♪

そんな草紅葉とは違って、周辺樹林帯の紅葉具合は様々…
既に落葉した木々も少なくない印象だ。
中央のブナの大木にはヤドリギがとても目立つ。

湿原内は木道が整備され、とても歩き易い♪


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【白樺谷地】
約5.7haの湿原で、中間付近ではサワラやキタゴヨウ等の針葉樹湿原が見られる。
大谷地との間に続く管理用道路を歩き、僅かな樹々の間を抜けて直ぐに湿原へ。

落雷の影響と思われる内部が焦げた立ち枯れ木も幾つか↓

↓中央右寄りの最も樹高のある木にも落雷の影響が^^;

湿原内にある針葉樹湿原は、後段の空撮画像(4枚目)がとても分かり易い。

白樺谷地と水無谷地とを隔てる樹林帯へ↓

紅葉はピークの若干手前といった印象だろうか。

ブナやシラカバ、ヤマモミジといった広葉樹たちの共演♪

印象的なブナの幹肌と落ち葉重なる林床↓

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【水無谷地】
面積は、主要三湿原で2番目となる約8.3ha
湿原発達の始まりは、最も古い約20,000年前とのこと。

とても芸術的な樹形の一本木(サワラだろうか?)↓
パッと見は立ち枯れているようだが、中間付近にしっかりとした葉をつけている。


池塘は極々僅か↓
仕方ないとはいえ、もう少し数があるとより楽しめるのだが…^^;

草紅葉の中に紛れる植物の"秋"を愛でつつ、戻り足へ。



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「針生駒止の森ぶなっこ遊歩道」(駒止湿原ブナ林環境学習の森)
南会津町側駐車場に整備された遊歩道で、約500mに渡って木道が敷かれている。
平成29~31年度に掛けて整備されたもので、現地で初めて知る事となった^^;

美しいブナたちに囲まれながら進む。



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【空撮編】
南部側より駒止湿原の全景↓
広い台地状地形の一角にあることが見て取れる。

大谷地↓


白樺谷地(手前側)と右奥に水無谷地↓

【動画編】 (空撮・37秒)
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