即身仏「弘智法印 宥貞」@浅川町
浅川町小貫地区にある貫秀寺へ。
県内唯一の即身仏「弘智法印 宥貞」を初めて拝観する。
【町公式サイト:貫秀寺 即身仏「弘智法印 宥貞」】
貫秀寺の即身仏は、6都府県で開催された特別展での展示のため暫く不在であった。
地元で拝観出来るのは約2年ぶりとあって、20日には帰還を祝う式典も行われている。
(町への帰還は昨年末で、ボクの訪問は先月下旬)
即身仏の安置されている薬師堂↓
なお、常時施錠で管理人が常駐しないため、突撃的な拝観は不可。
訪問に当たっては、役所担当課への事前連絡が必要となる。
【浅川町役場 農政商工課:0247-36-1183】
薬師堂内部へ↓
即身仏を正面奥に、右手側は略歴を記した年報や3.11の被害に関する資料等。
左手側に薬師如来像、入定石棺、木棺が置かれている。
そして、管理人さんのお話もまた貴重だ。
(管理人さんは、別に本業をお持ちの実質的なボランティア)
即身仏「弘智法印 宥貞(ゆうてい)」↓
今から300年以上前、この地で流行していた疫病から人々を救うため入定したとされる。
生きた状態で石棺に入り、絶命するまで読経を続ける壮絶な荒行は、当時92歳でのこと。
コロナ禍に喘ぐ今、この地に再び勇気と希望をもたらしてくれることだろう。
とても穏やかなるその表情に、万感の思いでそっと手を合わせる。
薬師如来像と入定石棺↓
上画像の石棺の中に納められた杉の木棺↓
発見時はバラバラだったそうだが、保存状態は現在でも使えるレベルとのこと。
薬師入定という事情と共に、国内では例がないそうだ。
格子状の天井に描かれた数々の絵もまた美しい↓
本職ではない人たちの作とのことだが、どれも皆素晴らしい。
即身仏に纏わる詳細は、是非とも現地にて。
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FUJIKAZEさん、こんばんは!
北海道から沖縄まで全国各地から来訪者がいるようです。
もちろん苦手とする方もいるので迷いましたが、
ご時世的にもピッタリなのでアップさせて頂きました。
石棺の中に宥貞様の入られた木棺を納めたそうです。
木棺の保存状態の良さは国内でも類がないとのことです。
投稿: bill | 2022年3月 4日 (金) 20時30分
こんばんは!
う~ん、即身仏ですか・・・。
ちゃんと手を合わせた状態で仏に成られているんですね。
私、写真であれば見ることができますが、現地で見るのはちょっと無理かも知れません。
ところで、木棺って石棺の内側に入れて、宥貞様はその木棺の中に入ったのですか?
投稿: FUJIKAZE | 2022年3月 3日 (木) 23時47分