矢祭のジャンダルム「佳老山」
戸津辺の桜と前後し、矢祭町南部に位置する佳老山へ。
山頂から続く険しい岩稜帯を特徴とする山で、標高約460mの三等三角点峰。
古くから信仰の山でもあり、その山頂には熊野神社の本殿が祀られている。
最近は、矢祭の"ジャンダルム"や"マッターホルン"と呼ばれ知名度を上げているようだ。
R349沿いの下関河内小学校付近より望む佳老山↓
(GPSログ↓)
地図上からも山頂から延びる岩稜帯が見て取れる。
複数あるルートのうち、福住地区の先にある林道を選択↓
(車は、近くの路側帯を利用)
林道沿いでは、タンポポやショウジョウバカマ、スミレ等が見られる。
なお、確認できる範囲にあるタンポポは皆、ニホンタンポポだった♪
林道から鋭角に折れて参道へと進む↓
(歩いて来た方向を振り返って撮影)
途中、開けた場所より矢祭町の中心部を望む↓
御大典記念碑と手水鉢だろうか↓
程なくして山頂へ到着↓
樹木の先に東側方向の眺望が透けるものの、落葉期限定となりそうだ。
山頂標識はとても控えめ^^;
赤い鳥居の先に建つ熊野神社本殿へ↓
本殿脇を抜け、樹林帯と露岩帯を交互に繰り返す稜線へと進んで行く。
本殿からの下り斜面で見られたイワウチワの群生↓
そのイワウチワと、そこに混じって孤軍奮闘するカンスゲ↓
ダンコウバイだろうか?稜線上で多く見られた黄色の花↓
そして、右側が切れ落ちた露岩帯へ↓
右手側に下関河内地区、正面奥に矢祭町中心部方向が開けている。
…これより先、慎重に行動したい。
画像では分かりにくいが、高度感は中々のもの^^;
下関河内地区↓
中心をR349が南北に横切っている。
滝川渓谷と茨城県境方向↓
岩稜帯の末端で待ち構えるラスボス的な岩塊(黄色の〇)を望む↓
ロープのある最初の急登部を下側より↓
因みに岩稜帯は、浮石等もなく全域に渡って良好な状態が保たれていた。
稜線のやや下側で樹林帯をトラバースし、最後の岩塊(2画像前の黄色の〇印)へ↓
このポイントで岩稜帯歩きは終わりとなる。
その様相は、ジャンダルム的でもマッターホルン的でもある。
なお、急峻過ぎる鋭鋒につき、一般的な装備でピークに立つことは極めて困難><
ここからの下りは、本ルート(反時計回り)で最も難儀しそうな印象だ。
(岩場通過に不安な方は、時計回りの方がより安全に楽しめる)
上画像の岩場を下から見上げる↓
隣の稜線へと登り返す途中にあるショウジョウバカマの群生地↓
登り返しのルートは分かりにくいが、目指す先はあくまで向い側の稜線となる点に留意。
樹林帯の稜線を進み、林道へ出る直前で特徴的な地層が露出する土手へ↓
見る人が見れば貴重なもの?なのだろうか??
足元には、地層から崩れ落ちた小岩が散見される。
林道との合流ポイントから振り返る↓
<空撮編>
反時計回りで巡った際にラスボスとなる岩塊↓
【動画編】 (約1分07秒)
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露岩帯のピークを若干ずらして歩くようになります。
かなり高度感があるので、苦手な方は動けなくなるかもしれません><
ボクも若い時より怖いと感じる様になりましたね^^;
イワウチワは可憐な花でとても綺麗です。
ショウジョウバカマやカタクリ等よりも貴重ですので、
意図せず見つけると嬉しい花の一つです♪
投稿: bill | 2022年4月11日 (月) 23時03分
穂高連峰のジャンダルムにもヨーロッパのマッターホルンにも
どちらにも見ようによっては見えますね^^;
怒ったオヤジは、こんな顔してるんですかね><
油断すれば落ちますし、落ちればまず助からないので、
そりゃ怒った様な顔してますね^^;
でも、お花に癒されながらの登山となりましたよ♪
投稿: bill | 2022年4月11日 (月) 22時58分
こんばんは!
露岩帯の写真、おっかないですね。
歩いたのですか?
私だったら、足が震えて歩けませんよ。
どうしても渡らなければならなければ、四つん這いで匍って進むしかないな。
私、イワウチワって未だ見たことはありませんが、可憐な花ですね。
投稿: FUJIKAZE | 2022年4月11日 (月) 22時24分
billさん!
確かに奥日高のジャンダルム?
尖った部分があるからマッターホルン?
(山岳語疎いのでググッてみました👀(笑))
怒ったオヤジの顔みたい≧(´▽`)≦アハハハ
それにしても;:(∩︎´﹏`∩︎):;怖い!
尾根っていうか 尖った分水嶺?
ちょっと油断したら滑落しそうな。。。
それでも可愛いお花に癒されながらの登山だっのでしょうね。
お疲れ様でした☕️
投稿: Pee | 2022年4月11日 (月) 07時34分