日本最奥の秘湯「高天原温泉」
雲ノ平のテン場を後にし、高天原温泉へと向かう。
日本で一番遠いとされる温泉で、徒歩で12時間以上歩いた先の山奥に位置する。
~ 雲ノ平_祖父岳編より続く ~
夜中に降り始めた雨はAM5時前に上がり、ガスの中、準備を進める。
テン場から雲ノ平山荘方向へと戻る↓
分岐を右に折れて進み、僅かにガスが抜けた瞬間の山荘を望む↓
薬師岳を覆うガスも動きが早く、天候の快復に期待が高まる✨
コロナ観測所周辺に広がる奥スイス庭園を望む↓
まだまだ雲ノ平の一角にいることを、いい意味で思い知らされる。
奥スイス庭園周辺の様子↓
詩ノ原周辺を過ぎ、徐々に高度を下げて行く。
薬師峠は滝雲に覆われているようだ↓
(太郎平小屋は見えている)
赤牛岳もまだガスを纏っている…
樹林帯の中を進む↓
危険個所はないが、滑りやすい岩や木々には注意したい。
高天原峠を右へ↓
(大東新道と高天原温泉方向との分岐)
高天原山荘へは小一時間ほど。深い山の中を進む。
高天原山荘へ↓
小屋閉めの準備で忙しいスタッフさんの優しさにもまた癒される。
小屋前のボックスにて入浴料を支払い、さらに20分ほど歩いた先の温泉へと進む↓
地図によっては行き10分・戻り15分との記載もあるが、疲れた身体には地味にキツイ><
普通に山道なので、登山靴がマスト。
待ちに待った高天原温泉「からまつ露天の湯」へ♪↓
赤牛と水晶岳の稜線に源を持つ温泉沢(黒部川支流)の両岸に設けられている。
圧巻の情景は、秘湯&野湯好きにはたまらないだろう✨
ざっくりとした印象は八ヶ岳の本沢温泉に似ているが、辿り着くまでの行程は全く異なる。
ここまで歩いてきた者だけがその魅力を堪能できる憧れの秘湯が今、ここにある✨
野湯らしく、仕切りも何もないダイナミックなロケーション♨
程よい湯加減がこれまでの疲れを存分に癒してくれる✨
富山名物のケロリン桶がまた味わい深い♪
男湯の様子↓
野湯より若干熱めで、泉質は心なしかきめ細かい印象を受ける。
いずれも素晴らしく、野湯と併せ予定時間の倍以上を入浴タイムに費やしてしまった^^;
温泉の余韻冷めやらぬまま高天原山荘前へと戻り、水晶岳を望む↓
居合わせた方と情報交換&給水の後、薬師沢温泉小屋を目指して進む。
往路では隠れていた薬師岳東南尾根の一部が確認できる↓
高天原峠を越え、地味に難路となる道をB沢出合へと向け進む。
足場は良くないものの、圧倒的に美味しい豊富な沢水に助けられる。
B沢出合にて黒部川と合流↓
黒部川の右岸側を目印に沿って遡上して行く↓
透明度の高い水と流れる音がまた素晴らしい♪
水量によって難易度は変化するが、今回は楽に大東新道を歩くことが出来たのは幸い。
本日の宿「薬師沢小屋」へ(ココヘリ割りで素泊まり7,500円)↓
前日に通過した際に休憩した外のテラスは、冬季休業前の解体工事中であった。
19時過ぎの2Fテラスで、満天の星空を見上げてみた↓
アンドロメダ銀河だろうか?中央に大きな星雲も確認できた↓
~ 最終日編へと続く ~
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FUJIKAZEさん、こんばんは!
更衣室なるものはありません!
男湯と女湯は、辛うじて囲まれています。
24時間入ることが出来るようですが、
それなりの装備と気合いが求められそうです^^;
投稿: bill | 2024年10月19日 (土) 21時27分
こんばんは!
こんな野湯って所には入ったことが無いのですが、更衣室?ってあるのでしょうか?
入れるのは昼間だけなんでしょうか?
ちょっと度胸が要りますね。
投稿: FUJIKAZE | 2024年10月18日 (金) 22時40分