雪に覆われた魔女の瞳を左手に眺めながら一切経山の頂を目指す。
状況によっては家形山も…と思ったが、時間的な事情もあり一切経山に的を絞る。
~ 前編より続く ~
先ずは雪崩回避のため、家形山の途中まで一旦登って北側を巻く↓
(夏道に近いコース取りも可能ではあるが、状況により判断されたい)

家形山の中腹から望む魔女の瞳(五色沼)と一切経山の北壁↓

下って西側の畔へ↓

風の通り道となる鞍部には殆ど雪が着いていない↓

その反対側(沼側)に描かれたシュカブラ↓

トレースは雪のある部分に集中するが、沼側に寄り過ぎるのは避けたい。

樹林帯の中で高度を上げる↓
この辺りは、例年6月頃でも雪渓が残るポイント。

途中、振り返って魔女の瞳↓

陽が高く昇っても霧氷を残す北斜面の樹々たち↓

樹林帯を抜け、一切経山のピークから続く西側斜面へ↓
ここから山頂にかけて同様の状況となるため、スノーシューを外しノーアイゼンで向かう。
因みに、昨年同期はアイスバーンだったとのこと。

薄っすらと雪を纏う広い山頂部へ↓
風はあるが、ここでは十分許容範囲といえる✨
浄土平からサクッと登れるシーズンとは打って変わって、とても静かで美しい。

先ずは、深い眠りにつく"魔女さま"へご挨拶↓
厳冬期の様子を眺められただけでも十分登って来た甲斐が感じられる♪
バックには、朝日連峰から月山、鳥海山、蔵王連峰までオールスターズが揃う。

家形山とその先に朝日連峰↓

広い山頂部をぐるりと回ってみる。
山形県境に続く吾妻の稜線↓

東吾妻山と中吾妻山の先に磐梯山↓
那須連峰や奥会津の山々も良く見えている。

磐梯山をズームすると、そのバックには燧ヶ岳と会津駒↓

安達太良山へと続く稜線とその左側に吾妻小富士↓

安達太良連峰は白く雪を纏うも、吾妻側は少なめとなるこの時季特有のグラデーション↓
風の強さは大きく変わらない印象だが…そこは自然なりの事情があるのだろう。

ポッカリと口を開ける吾妻小富士↓

福島盆地↓
遠くに仙台湾やその周辺、そして相馬市近郊の太平洋までよく見えている。

特徴的な形の鹿狼山と、海に浮かぶ船の様子も確認できる↓
パッと見は霞んでいるように見えるが、この時間帯にしては中々の好条件だろう✨

広い山頂部をひと通り巡って、ほぼ中央にある空気大感謝塔↓

絶景の山頂を後にし、後ろ髪を引かれつつ下山へと移行。
吾妻の稜線↓

深いクラックの入る沼の南西側の雪壁↓

往路より若干下側をトラバースし、家形山の裾野の先へ↓

最後にもう一度、魔女の瞳と一切経山↓

高湯温泉へと向け、往路より効率的に高度を下げて行く。
この日、ずっと姿を見せてくれていた蔵王連峰を正面奥に↓

(GPSログ↓)※再掲

【動画編】(一切経山山頂・約47秒)
~ 前記事:前編 ~
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