震災・原発問題

2011年6月29日 (水)

蛙の詩人

川内村を訪ねてみた。福島第一原発から30km圏内に位置するこの村は、しかし、放射線量が少ない場所でもある。その昔、ボクは村内にあるイワナの郷を何度か訪れていた。きれいな水と空気が織り成す雄大な自然の中で、美味しいイワナを堪能したものだ。(今は閉鎖されたまま再開の目処は立っていない。)

 

そんな川内村は、一時帰宅者の中継ポイントの一つである。たまたまボクは、行政の関係者と接する機会に恵まれた。東電をはじめ医療関係者、民間団体等、多くの方々が集結するその場所は、村の中心部に位置する役場の敷地内にあった。

 

氏曰く、被災者から暴言を浴びせられることは少なくない…。まぁ気持ちはよく分かる。福島県民にとって、「東電=悪者」的図式が出来上がっており、それは行政にまで波及している。しかし、こうして現場で働く末端の作業員達に何の罪があるのだろうか?彼らはほんの一握りの首脳陣に翻弄された働き蜂、ある意味"被害者"と言っても過言ではない。

 

…しばらくして、バスで移動する一時帰宅者の姿を目にする。そう、自宅に帰るにあたって防護服に身を包み、時間を制限されるという彼らである。同じ福島県民として心中、察するに余りある。気丈に振舞う彼らの姿に思わず目が潤む…。

ボク達は負ける訳にはいかない。2歩下がっても3歩前に進もうという気力を持とうじゃないか!!未曾有の災害で未曾有の苦労を強いられているのだ。小さな幸せに大きな感動を覚える日が必ずやってくる。

 

名誉村民でもある草野心平なら、どんな詩を詠んだだろう。それは、きっと被災者の心の中に刻まれている。

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2011年6月23日 (木)

ホットスポット

原発事故による放射能汚染は、モニタリング・メッシュ調査結果にあるように、必ずしも原発から同心円状に広がっている訳ではない事が明らかとなっているが、これは福島県に限らず、のようである。

 

そもそも、公共機関の計測方法がバラバラでは正確な情報と言えるのか甚だ疑問である。聞くところによると、地上1cmや1mのデータを公表しているのは福島県(及び各市町村)だけで、ほかの地域の公表値は地上からより高いポイントで計測されており、最たる所では地上80msign03付近のデータだそうである(地上80mで日常生活を送っている人がどれほどいるのかは知らないが…think)。

 

それ故、最近はマイ・ガイガーカウンターで身の周りを計測している人が多く、これまた聞くところによると、東京都内や千葉県でも我が家より高い数値を示すポイントがアッチやコッチに点在しているcoldsweats02。…それが現実なのだ。

 

そもそも…である。

道路を走行していて、県境を越えた瞬間にいきなり数値が上がる訳ではないannoy。行政上の境目が"イコール汚染地域"ではないことに早く気付いて欲しい。気にされる方は、まずご自身の周囲をご自身で確認した方がよろしいかと…。ホットスポットが隣りあわせかもしれないwobbly

…そんな今日は、我が家の逸品。木製コースターをご紹介。Dsc02459

ボクが好きで、時折立ち寄るお店(http://www.lc-ogura.co.jp/kikori)で購入した。

心地よい手触りがお気に入り(実質的にディスプレイ状態となっているがcoldsweats01…)。

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2011年6月17日 (金)

後世に語り継ぐもの

最大野党の幹事長は、反原発の動きを「集団ヒステリー」と言ったそうだ…。

あの震災の後である。原発事故の様々な被害をまともに受ける福島県民にはどのように聞こえただろうか?。…反面、原発が日本の経済を支えてきたのも事実であり、電力需要からみれば、全ての原発を直ちに廃炉という訳にいかぬのも現実であろう。

 

先の報道にあった通り、東電は尾瀬の売却は考えていないそうである。群馬県知事だけではない。多くの人が安堵した。そう、尾瀬の保全に東電は多大なる貢献をしているのだ。

 

去年の秋のこと、たまたまボクは尾瀬の東電小屋に宿泊していた。

R0010948

尾瀬については、今更説明の必要もない程情報が溢れているが、一度足を踏み入れてみればそれはよく分かる。

間違いなく後世に残さなくてはいけない貴重な財産なのだ。

Img_1607

決して東電を担ぐつもりはないが、東電は自治体レベルでは到底困難な資金を投入し、湿原の再生と木道の維持管理に努めてきた。

その甲斐もあって、荒廃のピーク時と比べればかなり回復している。

ボクはここ数年の尾瀬しか知らないが、その昔、あの尾瀬沼に観光遊覧船まであったのを知ったのは、東電小屋で観たビデオである。

R0010768

地球規模で見れば、人間は残念ながら「有害動物」に該当するのかもしれない。事実、人間がいなければ消滅しなかったであろう自然や動物は沢山あったのだ。

共存共栄のバランスをしっかり保つことこそ、英知ある人間の義務である。一人一人が出来ること、良識に照らせば大なり小なり沢山あろう。

少しずつでいい。ボクも貢献していきたいと思うthink

 

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2011年6月 5日 (日)

東日本大震災について

我が家は、エコキュートと薪ストーブの転倒が影響し、地震直後の水道断水もあって、2週間ほど避難生活を送っていた。

そう、こんなボクも被災者の一人なのだ。何気ない普通の生活がどれ程幸せなものか…それを改めて思い知るに至った次第である。

しかし、より悲惨な状況下に置かれている被災者が多数いる現実を鑑みれば、こうして普通に生活できるだけ十分恵まれているのだと、そう思わずには居れない。。

 

そして、原発問題…。

 

先日、我が家の放射線量を後輩のガイガーカウンターで測定してみたところ、ほとんどの場所で0.1マイクロシーベルト以下(それ以下でも0.1と表示される。)。

カウンターの精度は??だが、持主の自宅は7倍から9倍の値。それは公共機関の発表値の差とも近く、当たらずとも遠からず?な数値と見ている。

また、県外に出掛けた際に車を傷つけられた!なんて話を身近に聞くと悲しい気持ちにさせられる。実際、ボクの周りでも"お出掛けは専ら県内で"が多数派のようだ。

 

一刻も早い原発問題の収束、そして、震災で亡くなられた方へのご冥福を心よりお祈りしたい。

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